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フェルメール展(東京)2018の感想*グッズ・混雑状況と所要時間も

投稿日:2018-10-13 更新日:

 

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こんにちは!ayakaです。

今年一の注目度の展覧会「フェルメール展」が始まりましたね。

わたしもさっそく先日行ってきました!
鑑賞の感想や見どころと、混雑状況や鑑賞にかかる所要時間などをレポートしていきますね。

まず「フェルメール展」の開催概要などはこちらの記事をどうぞ!▼

「フェルメール展」東京展に行ってきた感想

「フェルメール展」東京展の構成は、

第1章 オランダ人との出会い:肖像画

第2章 遠い昔の物語:神話画と宗教画

第3章 戸外の画家たち:風景画

第4章 命なきものの美:静物画

第5章 日々の生活:風俗画

第6章 光と影:フェルメール

このようになっています。

フェルメール展」と銘打っていますが、フェルメールの作品は第6章の8点のみ。
第1章から第5章までは、フェルメールと同時代の17世紀のオランダ画家の傑作を集めた展覧会なんです。

フェルメールがたった8点だけ?と思うかもしれませんね。

いやいや、これでも十分多いんです。
フェルメールの全作品数については諸説ありますが、35点前後と言われています。
世界に散らばった35点のうち8点を1日で見られると考えたら・・・すごいことじゃないですか!?

なのでチケット代は2,500円と美術展としてはかなりお高めの設定なんですが、しょうがないかなーという気はします。

ちなみに図録付きチケットというものもあって、こちらは5,000円です。
図録は3,000円ですので、図録も買おうと思っているならこれはお得ですね。人気なので予約はお早めに!

小冊子・音声ガイド・おまけのブックマーク

会場に入ると、会場の全作品を簡単に解説した小冊子と音声ガイドが来場者全員に配られます。

解説の小冊子はいいですね!
混雑で絵の横にある解説を読むのもひと苦労なので、手元にあるととても便利でした。
家に帰っても読み返して思い出せますしね。

音声ガイドのナビゲーターは石原さとみさん。
ナレーターは大場真人さんが務めています。

音声ガイドは断ることもできますが、絵画についてへぇ~と思うことをたくさん聞けるのでよかったですよ。

あと、10月14日までの前売りチケット購入者に配られた「特製マグネット付きブックマーク(非売品)」もいただきました。

 

ではでは、ここから第1~5章と第6章に分けて、わたしが印象に残った作品をいくつかご紹介していきます。

第1~5章 オランダ画家の傑作

パウロス・ボル「キュディッペとアコンティオスの林檎」

このキュディッペとアコンティオアスの林檎は第2章、神話画と宗教画の章に登場する絵画です。

青年アコンティオスはこの美少女キュディッペに恋をするが、彼女は身分が高く叶わない。
彼は策略を巡らせ、「わたしはアコンティオスと結婚することを女神アルテミスにかけて誓います」と書いたりんごを彼女に放り投げる。
少女はその言葉を声に出して読んだため、結婚の誓いをしてしまう場面だ。

出典:「フェルメール展」小冊子

神話画はこういうストーリー性がおもしろいですよね。

こんなの完全に詐欺じゃないですか?笑
書いてあるものを声に出して読んだだけで結婚の誓いが成立しちゃうなんて、おそろしい世界だわ。

 

つづいて、画像は載せませんが第4章の静物画ではヤン・ウェーニクス「野ウサギと狩りの獲物」が印象に残りました。

当時のオランダ貴族には、狩りの獲物を主題とする静物画は裕福さを誇る絵として人気があったそうです。

領地の庭園を背景に獲物となった野ウサギやウズラなどの鳥が横たわる姿に、かわいそうな気持ちになる絵なのですが、野ウサギの柔らかそうな毛並みが素晴らしくてしばらく見入っちゃいました。
あの柔らかそうな毛並みをモフモフする想像を巡らせたのはわたしだけではないはず。。笑

 

第5章の風俗画は、庶民の普段の生活のいろいろな場面を描写した絵画です。
解説の石原さとみさんもおっしゃってましたが、自分だったらどんな場面を切り取ってもらいたいか考えるのもおもしろいですね。

ヤン・ステーン「家族の情景」

当時、最も人気の高い風俗画家だったヤン・ステーンの「家族の情景」です。

飲めや歌えやのにぎやかな酒盛りの一場面をユーモラスに切り取った絵、に見えますが、

飲み騒ぐ大人たちが、テーブルに立つ幼児の悪い手本であり、左端の老女と若者は「老いが歌えば、若きは笛吹く」(「この親にしてこの子あり」の意味)ということわざをあらわし、子どもは大人を真似るので気をつけろという警告になる。

出典:「フェルメール展」小冊子

実はこのような教訓がこの絵に隠されているんです。
おもしろいですね。隠された意味を知ると、ひと味違った見方ができますよね。

 

第5章からもう少し。

ハブリエル・メツー「手紙を書く男」

ハブリエル・メツー「手紙を読む女」

ハブリエル・メツーによる対作品「手紙を書く男」と「手紙を読む女」です。
会場でもこのように隣に展示してあります。

17世紀のオランダでは、それまで公的文書であった手紙が庶民のものとなったことで「手紙」、特に「ラブレター」が絵画のテーマとして主要なものになったそうです。

だいたい手紙を書く主人公となるのは女性が多いんですが、ここでは珍しく男性です。
でも彼の透き通るような肌の美しい横顔に、育ちの良さそうな身なり。絵になりますね。

背景のバロック風の豪華な額縁や緞帳のような高価なテーブルクロスなどからも、彼の何不自由ない身の上が想像できます。

対して、右の女性はこの男性が書いたラブレターを読んでいるところなのでしょう。
あまり嬉しそう・・・ではないですよね。笑
どちらかというと、戸惑いの表情に見えます。

彼の部屋と比べたら質素でつつましい室内、"夫への貞節"を象徴する犬が足元にいることから、彼女には夫がいるのかもしれず、彼女の戸惑いの表情の意味も理解できるような気がします。

右に立つメイドが引くカーテンの奥には荒れた海を航行する船の絵があり、この先の愛の苦難を暗示しているそうです。

「こんな絵を飾っているということは、彼女の夫は航海士?」
「彼女は戸惑いつつも、かすかにときめいてはいそう」
なんて、勝手にいろんな想像を巡らすのも絵画を見る楽しさ。

せっかくの機会ですので、フェルメール以外の作品もぜひ楽しんでください!

 

第6章 フェルメール

光の回廊を抜けると、いよいよフェルメール・ルーム!
フェルメール自身ですら、このように8つもの作品が一堂に会するところを見たことはないでしょう。

中でもお気に入りの作品を3つご紹介します。

ヨハネス・フェルメール「手紙を書く女」

まずは、こちらの手紙を書く女

フェルメールも手紙というテーマを6作書いていますが、ペンを休めてこちらに顔を向けて微笑みかけるのはこの作品だけです。

この女性の背後の画中画には愛の象徴である弦楽器が描かれていることから、これがラブレターだと知ることができます。
この画像で見るとわからないですが、生で見るとなんとか確認することができますよ。

表情からも幸せそうな様子が窺えますね。

 

ヨハネス・フェルメール「真珠の首飾りの女」

つづいて真珠の首飾りの女です。

左側の窓から差し込む光が女性の上半身だけを照らし、女性のしぐさや表情に目が惹きつけられますね。

当時のネックレスは今みたいに留め具を引っかけるものではなく、リボンを結ぶタイプだったそうです。
壁の鏡の位置がちょっと高いので、結び目を持ち上げて確認しているところでしょうか。

高価な真珠を身に付けるうきうきとした女心が表情から窺えて、とても可愛らしいですよね。

 

さてさて、お気づきでしょうか?

上の2作品の女性が同じ黄色の上着を着ていることに。
縁取りの毛皮にはドット模様があしらわれていたりして、可愛くておしゃれな上着だなーと思うんですけど。

この上着はフェルメールの持ち物で、大変高価なものだったそうです。

フェルメールはモデルの女性にこのお気に入りの上着を着せ、作品に取り掛かったのでしょう。

ちなみに、先ほどご紹介した「手紙を読む女」の女性も、この上着を着ていたんですよ!
作者のハブリエル・メツーがフェルメールの影響を受けたからといわれています。

 

ヨハネス・フェルメール「牛乳を注ぐ女」

最後に、この東京展の顔とも言うべき作品「牛乳を注ぐ女」です。
意外と小さい絵ということにびっくり。

この描かれている女性は、この家で働く若きメイド(女中)。

牛乳を別の容器にゆっくり移し替える場面を描いています。
おそらくまわりのパンを浸し、パン粥(がゆ)を作るところなのでしょう。

ぜひ本物を前にして、静謐な雰囲気を味わってもらいたい作品です。

この絵で特に目を引くのが、女性が着ているイエローとブルーの服。
エプロンの鮮やかなブルーが、いわゆる"フェルメール・ブルー"。
ウルトラマリンブルーという大変貴重な鉱石ラピスラズリを原料とする顔料を使います。

このめちゃくちゃ高価なウルトラマリンブルーをふんだんに使うためにフェルメールは借金も多く、生活は困窮していたそうですよ。

 

第5章までのオランダ画家の作品を見た後にフェルメール・ルームに来ると、たしかにフェルメールの作品の光の表現の美しさが際立って感じられるような気がしました。

全体的に背景がシンプルなこともポイントですね。
不要なものを削ぎ落とした引き算の美学が感じられます。

 

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「フェルメール展」東京展の混雑状況

平日の15:00~16:30の日時指定入場券を買っていて、15時10分ごろ「フェルメール展」会場の上野の森美術館に到着しました。

もうね、平日とは思えない長蛇の列ですよ。

列の最後尾が、A地点。
入場できたのが15:30くらいだったので、20分くらい並びました。

平日でこんななら、土日はさらに混んでるんでしょうね😰

ただ、最後尾を案内していた係員の方によると、「時間の最初は毎回こんな感じで並ぶけど、1時間くらいずらして来れば並ぶことなく入場できる」そうです。

入れ替え制ではなく、指定時間内に入場さえしていれば閉館時間まで何時間でもいていいというシステムなので、焦ることもないですし。

 

で、わたしは列に並んで入ったので、中も当然大混雑です。

空いている作品からご覧ください、と学芸員さんがしきりに声をかけているんですが・・・空いている作品など、ない。笑

ひとつひとつの作品の前に3~4重の人垣ができていました。
しかも(ほぼ)全員が音声ガイドを付けているので、進みもかたつむり並の遅さ。

最後のフェルメール・ルームでは、さらにさらに密度増↗️

会期中盤にもなれば多少は落ち着くかもしれませんが、この混雑はしばらく続きそうですね。

・・・ということで、この記事を読んでくれているあなたには、指定時間の開始時間から1時間くらい遅れて入場することを強くおすすめいたします!

 

「フェルメール展」鑑賞の所要時間

最後のグッズ売り場も含め、わたしは1時間程度滞在していました。※入場前の行列時間は除く。

総作品数が48点とそれほど規模が大きくない展覧会ということもありますが、たぶんこれはかなり早いほうだと思います。
ほとんど最前列では見られませんでしたし、人物画でないものはサクサク流して見たりもしたので。

絵画1点1点を最前列でじっくり鑑賞したい!となると、今の混雑状況だと2~3時間はゆうにかかってしまいそうです。

 

「フェルメール展」グッズ情報

公式サイトに載っている以外にも、こんな感じで

 

 

 

絵画をモチーフにした文房具、おもちゃ、お菓子、布バッグ、フェルメールやオランダ美術の関連書籍などなど、バラエティー豊かなラインナップでした!

コラボミッフィーもいいけど、プレイモービルもめちゃくちゃ可愛いですよね~😊

 

あと、この展覧会協賛のRICOHが「さわれる複製原画」と銘打って、フェルメールのいくつかの作品の複製画を販売していました。

これがすごかった!全然プリントに見えないんですよ。
特殊な技術を使って、原画の絵の具の凹凸まで正確に再現してあるんです。
原画と同じ大きさのものを並べたら、見分けがつかないかも😅

「牛乳を注ぐ女」は大きいものは8万円弱、本物に近い小さいサイズだと2万円弱で販売していました。特に小さい方が大人気でしたね。

 

最後に

「フェルメール展」は、フェルメールをはじめとする17世紀のオランダ美術の隆盛が感じられる素敵な展覧会でした。

チケットはちょっと高めですが、その分しっかり見応えのある内容だったと思います。
東京展は音声ガイドも無料ですしね。

ちなみに、フェルメールの「赤い帽子の娘」は2018年10月5日~12月20日までの展示となり、
2019年1月9日~2月3日は「取り持ち女」が展示されることになっています。

貴重な機会ですので、みなさんも機会があればぜひ足を運んでみてください!

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