「高嶺の花」第1話で峯田和伸さん演じる風間直人(愛称:ぷーさん)が、将棋アプリで遊ぶシーンが2回ほどありました。
画面には「レベル99 勝率100%」の文字が表示され、もしかしてぷーさんはただ優しいだけの男ではなく非凡な将棋の才能を秘めているのでは?
格差恋愛モノの名作「やまとなでしこ」で潰れかけた魚屋さんだった欧介が実はアメリカの超名門大学で学び、講師として迎えられるほどの数学者だったように、ぷーさんもまた将棋のプロ棋士になって格差を無にする・・・そんな物語の展開に繋がる伏線なのでは!?
って勝手な予想をしてます。笑
まさかね、こんな1話でわたしごときが予測できちゃうような単純な展開なわけないとは思いますけど😅💦
そもそも、プロ棋士になるのには26歳までの年齢制限がなかったっけ?
アメトーークの「将棋大好き芸人」でたしかそんなことを聞いたような。
じゃあプロ棋士展開はないかー、と思いきや、調べてみたら26歳以上でもプロ棋士になる制度があったんですよ!
ということで、ドラマ「高嶺の花」のぷーさんがプロ棋士になる展開になった場合、いったいどうやったらなれるのか?をご紹介します。
目次
将棋のプロ棋士になるには
そもそもどうなったら将棋のプロなの?ということですが、
「奨励会」という天才将棋キッズが集まり、プロを目指す養成組織があります。
入会資格は19歳以下。小学生で入る人も多いんだとか。
ここで勝ち抜き段位を上げ、奨励会四段に到達でプロ棋士になります。これが一般的なルート。
ちなみに、三段のリーグ戦は半年に1回。上位2名に入れれば四段に昇段です。
つまり、1年にたった4人しかプロ棋士になれないんです。
そして、26歳までに四段になれなければ、強制退会。
26歳まですべてを将棋に捧げてきた人が、いきなり社会に放り出されるんですよ。厳しい世界ですね・・・
26歳以上の人がプロ棋士になるには
26歳過ぎてもプロになる夢を諦められない!そんな方にもプロ棋士への道は残されています。
奨励会三段編入ルート
アマチュアの大きな大会で優勝し、さらに棋士の推薦を受けることができれば奨励会三段リーグに編入する受験資格を得ることができます。
奨励会二段の猛者たちと対戦し、8戦中6勝で合格。←キツすぎw
ここで合格したら他の三段たちと同じ条件でリーグ戦を戦い、四段を目指します。
ただし、編入ルートで奨励会に入った場合は、2年しか在籍が許されていません。
1年に2回しかリーグ戦がないので、プロになれるチャンスはたったの4回です。
2年過ぎてもプロになれなかった場合は自動的に退会となってしまいますが、三段編入ルートは何度でも年齢に関係なく挑戦することができます。
ちなみに、このルートでプロ棋士になれた方は、今のところいません。
プロ編入ルート
奨励会を経ずに、直接プロになれるルートです。年齢制限なし。
プロ棋士相手に10勝以上、かつ勝率が6割5分以上で、プロ棋士の推薦を受けることができたらプロ編入試験の受験資格を得ることができます。
プロ編入試験は、プロ棋士と5局対戦して3勝以上で合格になります。(試験料:50万円(!))
ん!?なんかこっちのほうが可能性はありそう!
みんなこっちのルートでなればいいのでは?・・・とか思いません?
でもね、「プロ棋士相手に」って簡単に書きましたが、まずここに到達するのが大変なんです。
さらに、プロ相手に6割5分以上勝てる実力がある時点で、将棋界では相当の有名人だとか。
奨励会編入ルートよりはるかに受験資格を得るのが難しいのです。
しかし!このルートからプロ棋士になった人はいらっしゃいます!
2005年にこの制度のきっかけを作った瀬川晶司さんと、2014年に41歳で最年長プロ入りとなった今泉健司さんのおふたりが現在プロ棋士として活躍中です。
ちなみにこの瀬川昌司さんの偉業を描いた映画「泣き虫しょったんの奇跡」が松田龍平さん主演で9月7日に公開されます。これも面白そうなんですけど、、今は置いといて。
「高嶺の花」ぷーさんは棋士になれるか?
ということで26歳過ぎでも、39歳のぷーさんでも、2つのルートでプロ棋士になれるということが判明しました!
ただしどちらにしてもめちゃくちゃ難関で時間も何年もかかる、もしなれたら奇跡のような確率だということですね。
あのぽやんとしたぷーさんがそこまで将棋に情熱を注ぐんだろうか。。
ま、この先のストーリーで棋士を目指すかどうかも全然わからないので、めちゃくちゃ的外れだったらすみません😅💦
そうなったらしれっと映画「泣き虫しょったんの奇跡」の記事として書きかえてるかも。笑
<8/22追記>
第6話終了時点では、まったく将棋の気配がないですね。笑
でも、ももの裏切りを予測していたぷーさんの様子からして、将棋の伏線ってもしかしてこういうことかな?と。
もしかしてぷーさんの先を読む能力が長けてるのって、将棋が強いっていう伏線から繋がってた?
#高嶺の花— ayaka (@ayaka_inside) 2018年8月15日
読んでくださってありがとうございます!
ではまたね👋
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