こんにちは、Ayakaです。
今日は、わが家で実践しているナチュラルクリーニングをご紹介します。
ナチュラルクリーニングというのは、市販の合成洗剤を使わずに人や環境に優しい自然素材を使ってするお掃除方法のこと。
わたしがナチュラルクリーニングを実践しているのは、エコ意識が高いからでもおしゃれぶってるからでもなく、とにかく掃除がラクだからです。
掃除で苦労している人にこそ知ってほしいな。
目次
ナチュラルクリーニングのいいところ
身体・環境に優しい
自然素材だから、身体への悪影響はほとんどありません。
動物や赤ちゃんと一緒に暮らしている家でも安心して使えますね。
下水に流しても成分が分解されるので、環境にも優しい洗剤です。
コスパがいい
重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸はすべて100均でも購入することができます。
セスキ炭酸ソーダやクエン酸は水に溶かして使用するんですが、
水500mLに対して溶かす量は小さじ1~2杯ほど。
セスキ水に関しては、毎日少なくとも20回はスプレーしていると思いますが、250mLボトルが1ヶ月はもちますね。
500g袋(400円くらい)で3年前買ったものなんですが、このペースだとあと10年は余裕でいけそう。
管理がラク
お風呂用、トイレ用、シンク用、というふうにたくさん洗剤を買わなくていいので、保管場所も少なくて済みます。
ひとり暮らしの家は収納もカツカツですからね。
これは本当に助かってます。
汚れ落ち抜群
わたしがナチュラルクリーニングを推すのはここ!
汚れに合った洗剤のチョイスさえできれば、おもしろいくらい汚れは落ちます。
使ってない方は、ナチュラル=洗浄力もマイルドってイメージがあるのでは?
もしくは、重曹で挫折したとか。
重曹って”ナチュラルクリーニングといえばオレ”みたいな顔してますけど、
水に溶けにくいし、いまいち油汚れはキレイにならないしで意外と扱いが難しい洗剤だと思うんですよね。
まぁ適材適所ですね。
重曹にしかできないこともあるので、わたしも使用頻度は低いながら常備しています。
ナチュラルクリーニングに必要な知識
ナチュラルクリーニングを実践するポイントは、
- 汚れの種類を見極めること
- 洗剤の性質を理解すること
- 使ってはいけない素材を知っておくこと
の3つだけです。
ナチュラルクリーニングの基本は、汚れを中和させて落とすこと。
今こそ中学校で習った理科の知識を活かすとき!
汚れの種類
酸とアルカリが混ざると「中和」するのはもちろん知ってる。
でもどの汚れが酸性で、どの汚れがアルカリ性なのかはよくわからなかったりしますよね。
ほんの一例ですが、家の汚れを代表する項目を酸性かアルカリ性かに分類してみました。
酸性の汚れ
- 油汚れ
- 手垢
- 湯垢(風呂の湯に皮脂が溶け込んで雑菌が繁殖したヌルついた汚れ)
アルカリ性の汚れ
- 水垢(カルシウムなどが固まった白いカリカリした汚れ)
- 石鹸カス
要するに、油・脂系の汚れ→酸性、水周りの汚れ→アルカリ性です。
湯垢と水垢っていうのがちょっとややこしいんですが、お風呂には2種類の汚れが存在するっていうことですね。
洗剤の性質
汚れの種類がわかったところで、その汚れがなにを使えば落ちるのか見ていきましょう。
アルカリ性の洗剤
- 重曹
- セスキ炭酸ソーダ
これらは、酸性の汚れ(油・脂)に。
酸性の洗剤
- クエン酸
こちらは、アルカリ性の汚れ(水周り)に使用します。
それぞれの洗剤の使用法
わたしが実際どのようにそれぞれの洗剤を使ってるかをご紹介しますね。
今のところ掃除だけに使っているので、洗濯にも便利に使えるようですがそちらは言及しません。
セスキ炭酸ソーダ
特徴:水に溶けやすく、PH9.8の弱アルカリ性
用途:油汚れ、食べ物の汚れ、手垢や皮脂汚れ、血液汚れ
使えない素材:アルミ、貴金属、ワックス塗りしたフローリング、水拭きできない素材(畳、ジュート、白木、革、漆器など)
これがないとわが家のキレイがキープできない、なくてはならない洗剤です。
水に溶かしたボトルを常にキッチンに置いておき、料理後のコンロ周りとキッチンの床は毎回スプレーして拭き取りしてます。
ちょっとこびりついた汚れも、スプレー→数秒待つ→拭き取りで瞬殺です。
「数秒待つ」で汚れをしっかり浮き上がらせるのがポイント!
あとは、掃除機で吸い取れないフローリング(うちはワックスなしです)に付いた汚れや、スイッチや扉に付いた手垢も同じ手順で簡単にきれいになりますし。
直接水をスプレーするのに躊躇する場所は、拭き取る布のほうにスプレーしてそれでこするといいですよ。
テーブルやテレビ台などの家具が汚れていたときも、とりあえずセスキ水スプレーして拭いとこうみたいな。
今のところ汚れはすべて、きれいさっぱり落ちています。
でもこんなセスキ炭酸ソーダも万能ではなく、鏡やガラスの掃除には向いてません。
上に書いた使えない素材にも注意してくださいね。
重曹(炭酸水素ナトリウム、ベーキングソーダ)
特徴:水に溶けにくく、PH8.2のごく弱いアルカリ性
用途:クレンザー(磨き粉)、脱臭剤
使えない素材:アルミ、ワックス塗りしたフローリング、天然素材(畳、ジュート、竹など)、傷つきやすい素材(漆器など)
重曹も最初はスプレーにしていたんですが、溶けにくいから詰まるし、セスキ水のほうがよっぽど汚れが落ちるということでこちらは粉のまま使用しています。
わたしの主な使い道は、シンク掃除用。
シンクに適量振り入れて、スポンジで優しくこすります。
重曹は粒子が細かいので傷も付きにくいですよ。
そのまま水で洗い流せば、排水溝の脱臭剤にもなって一石二鳥なんですよね。
クエン酸
特徴:水に溶けやすく、pH2.1の酸性
用途:水垢、石鹸カス、アンモニア臭の脱臭
使えない素材:アルミ、大理石ほか石材、タイルの目地、塗装面、金属、漆器、水拭きできないもの
混ぜたらダメ:塩素系漂白剤(有毒な塩素系ガスが発生)
クエン酸は、水にといたスプレーをトイレに常備して、毎日のトイレ掃除に使用しています。
あと、電気ポットのお手入れをクエン酸を使って2ヶ月に1回くらいしています。
先日の様子。
放置中、うっかり忘れてお湯を使っちゃいそうだからメモを貼っているところです。笑
【電気ポット・クエン酸洗浄のやり方】
- ポットを満水にし(うちは1リットル)、大さじ1弱のクエン酸を投入。
- そのまま沸騰させ、置いておく。30分後にまた沸騰させる。
- 1時間後、湯を捨てて残っている汚れをこすりとる。
- もう一度水を入れ沸騰させて、すすいだら完了。
あとは、洗面所のコップなどに付く白い水垢(カルキ)落としには断然クエン酸です。
コップにクエン酸を小さじ1程度入れ、熱湯を入れてかき混ぜて溶かし、そのまま放置。
1時間以上置いて、水ですすいで中性洗剤(食器用洗剤)で洗い流すと、驚くほどきれいになりますよ。
1度で落としきれないほどのガンコな水垢だったら、何度か繰り返すことできれいになっていくはずです。
ナチュラルクリーニングで家中ピカピカに!
ナチュラルクリーニングはとてもシンプルな掃除法です。
ポイントは、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使用して「中和」させること。
それさえ理解できれば、汚れはしっかり落ちるうえにエコだし、節約になるし、生活の知恵もついていいことづくめです。
特にセスキ炭酸ソーダはおすすめ!
キッチンのベタベタもすっきり取れるから、ぜひ100均で材料揃えて試してみてください。